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【実録】ワイン会で素敵な出会いを引き寄せる人の共通点。マナー以前に大切なこと

ワイン会での自然な会話

ワイン会を何十回と開いていると、見えてくるものがある。

「この人、また来てくれないかな」と私が思う人。
「あの人とまた同じテーブルになりたい」と他の参加者が言う人。
初参加なのに、帰る頃にはテーブル全員と連絡先を交換している人。

そういう人たちには、明確な共通点がある。
そしてそれは、ワインの知識でもマナーでもなかった。

共通点①:「聞く」が先にある人

素敵な出会いを引き寄せる人の最大の特徴。
それは、自分の話をする前に、相手の話を聞いていることだ。

ワイン会では、初対面の人との会話が避けられない。緊張する場面だ。そんなとき、多くの人は「何か面白いことを話さなきゃ」と構えてしまう。

でも、出会いを引き寄せる人は違う。

「ワイン、お好きなんですか?」
「普段はどんなワインを飲まれるんですか?」
「このワイン、どう感じました?」

質問から入る。しかも、答えやすい質問を。相手が話し始めたら、ちゃんと聞く。相槌を打つ。「それ、面白いですね」と返す。

たったそれだけのことが、驚くほど相手の心を開く。
なぜなら、ワイン会に限らず、「自分の話をちゃんと聞いてくれた人」を、人は忘れないからだ。

ワイン会で相手の話に耳を傾ける女性

共通点②:「知らない」を楽しめる人

ワイン会で気まずくなる瞬間のひとつに、「知識マウント」がある。品種や産地の話で、詳しい人が延々と語り続ける場面。悪気はないのだが、知らない側は黙るしかなくなる。

一方、出会いを引き寄せる人は、知識がある場合でも「知らないフリ」が上手い——というより、本当に「知らない」ことを楽しんでいる

「へぇ、この品種初めて聞きました!」(本当は知っていても)
「どんな味がするんだろう、ワクワクしますね」
「私の感想、的外れかもしれないけど……」

こうした言葉が場に「完璧じゃなくていい」という空気をつくる。すると、周りの人も自分の感想を言いやすくなる。テーブル全体が温まる。

共通点③:「去り際」が美しい人

これは意外に思われるかもしれないが、出会いを引き寄せる人は、会の終わり方が上手い

具体的には——

「今日はありがとうございました。すごく楽しかったです」と、主催者(私)にちゃんと声をかけてくれる。
同じテーブルだった人に「お話できて嬉しかったです」とひとこと伝えてから帰る。
翌日、SNSで「昨日は楽しい時間でした」と投稿したり、DMを送ったりする。

どれも些細なことだ。でも、この「去り際の余韻」が次の出会いを呼ぶ。

主催者の立場から正直に言うと、帰り際にひとこと感謝を伝えてくれる人は、次回の案内を真っ先に送りたくなる。「あの人、また来てくれたら嬉しいな」と思う。そしてその人が次に来たとき、自然と良い席を用意したくなる。

出会いは、会の「最中」だけで完結しない。
終わった後の一手間が、次の扉を開く

ワインイベントでの名刺交換

マナーよりも、「在り方」

ワイン会のマナーを調べると、「グラスの持ち方」「テイスティングの順序」「乾杯の作法」といった情報が出てくる。もちろん、知っておいて損はない。

でも、正直に言う。
マナーが完璧でも、つまらない人はつまらない。
マナーを知らなくても、魅力的な人は魅力的だ。

ワイン会で大切なのは、「正しい振る舞い」よりも「その人の在り方」だと私は思っている。

相手に興味を持つこと。
知らないことを恥じないこと。
場を去るときに、温かい余韻を残すこと。

この三つができれば、ワインの知識がゼロでも、グラスの持ち方がぎこちなくても、あなたは「また会いたい人」になれる。

次のワイン会で、試してみてほしいこと

もし次にワイン会に参加する機会があったら、ひとつだけ意識してみてほしい。

隣の人に、最初のひとことを自分から。

「こんばんは。今日のワイン、楽しみですね」——たったこれだけでいい。

完璧な会話を用意する必要はない。気の利いたジョークも要らない。ただ、自分から声をかける。それだけで、あなたの夜は、きっと変わる。

素敵な出会いは、待っていてもやって来ない。
でも、あなたから一歩踏み出せば、ワインがその先の道を照らしてくれる。

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